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漁協の知恵がつまった新鮮な加工品
本当に真面目なツナフレークス
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漁協が加工!新鮮すぎるマグロを贅沢にいただく

石垣島のマグロ漁は、長くても1週間程度で港に戻ってきます。だから、1ヶ月以上かかる一般的な遠洋漁業よりも、新鮮な魚を持ち帰ることができます。

石垣ツナは、そんなとれたてマグロの旨味を、漁協の知恵から生まれた独自の調理法で一滴残らず閉じ込めた一品。刺身用マグロと、手作りの丁寧な加工。贅沢なツナフレークを使いやすいパックでどうぞ。

生産者:八重山漁業協同組合 × デザイナー:黄孝忠
販売場所:JAファーマーズマーケット ゆらてぃく市場
住所:沖縄県石垣市新栄町1-2


このお土産のストーリーを読む

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沖縄料理の定番食材が漁協から

沖縄の家庭で欠かすことができない食材の一つ、ツナ缶。
そーめんチャンプルーやヒラヤーチー(沖縄風お好み焼き)をはじめ、酢の物や汁物に至るまで、沖縄の食卓にはたびたび登場します。

沖縄県はツナ缶の消費量がぶっちぎりで全国ナンバーワン!スーパーでツナ缶を箱買いする家庭も多く、陳列棚には「お一人様1ケースまで」という貼紙を見かけることもしばしば・・・

そんなツナグルメな沖縄県の海の台所の一つ・八重山漁協から、ツナ缶ならぬ新鮮ツナパックが誕生しました。

その名も「本当にまじめなツナフレークス」。
一見冗談にも思えるこの名前ですが、実は大まじめなネーミング。
その裏には、漁師さんの切実な想いを背景にした誕生秘話がありました。


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豊漁ゆえに下がる競り値とのジレンマ

ビンチョウマグロが石垣の漁港で水揚げされるのが秋口から春先まで。20キロほどの小型のマグロが次々と水揚げされ、多い日には500匹ほどがズラリと魚市場に並びます。

初めのうちはまずまずの値段で売れるも、なにせ小さなマーケットの石垣島。量が増えてくるに従いどんどん値を下げ、ひどい時には1キロ10円。つまり、15キロのマグロ1匹がたったの150円になってしまうのです。

「あまりの安さに競りに出すくらいなら海に捨てた方がいいって、正月の初競りにださずに処分したこともあるんですよ」。

漁師さんたちが命がけで捕ってきたものが泣く泣く廃棄されていく・・・
この現状を打開するべく、八重山漁協の与那嶺幸広さんたちはツナフレークに加工し、販路拡大に活路を見出しました。

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一滴残らずウマミをパックの中に

ツナフレークの製造は、身からていねいに血合いを取り除く作業から、真空パックして完成に至るまでの全行程を2人の職員による手作業で行います。

通常のツナとは異なり、パックに入れてからじっくり火を通し、味を整え、袋を閉じた後に1パックずつ手で身をほぐします。それゆえに、パックの中には魚のうまみが一滴たりとも漏れずに閉じ込められ、液ごと料理に大活躍。

「メーカーは機械で行うんですけど、うちはツナの販売業者として作ってるわけじゃないですから・・・」控えめに話す与那嶺さん。

量産しない手作りだからこそ、逆に大手にはできないていねいな加工が可能となり、贅沢な味に仕上がりました。

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刺身用の鮮魚をツナに

このツナがおいしいもう一つの大きな理由は新鮮さ。

通常のマグロ船は遠洋漁業で何年も帰らないこともしばしば。たとえ短距離でも1カ月以上は航海するのが普通ですが、海の上にぽっかり浮かぶ石垣島のマグロ漁は長くて1週間。しかも、刺身用として捕ってきた鮮魚をもったいないことに加工してしまうという、贅沢の極み。

ここのツナの新鮮さは世界でも群を抜いています。


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おいしく締めるルーツは島の伝統漁法にも

「基本的に魚って同じところから同じものを持ってきても、締め方によって別物になるんです」

魚は漁獲してからも勝負。きちんと締めて処置した魚とそうでないものでは、翌日から身の締まりや鮮度に変化があるといいます。特に血抜きされないマグロは鉄分が身全体にまわってしまい、鉄臭くて味がかなり落ちてしまうのだとか。

今でこそ水産庁などがその指導に当たり、全国的に浸透してきた正しい魚の締め方。実は、島ではこの理論に基づいた処置法が、昔から自然に行われてきました。

それが「電灯ワジャ(電灯潜り漁)」。
漁師さんが夜間に電灯を持って海に潜り、寝ている魚を突いて漁獲する伝統的な漁法です。
魚は即死状態になり血抜きが早く完全に行えるため、鮮度が保たれます。

周りに海を囲まれた島だからこそ、海のものを限りなくおいしく仕上げる知恵が守られてきました。

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カタチを変えた島産マグロの新たな旅立ち

「漁師さんたちが命をかけて捕って来たものを祖末にできない」————ここを出発点に誕生したツナフレーク。

県内の給食にも使われ始め、島内のファーマーズマーケットで販売されて以降、ツナの味にうるさい島人からもじわじわと人気を集めています。

刺身用の新鮮マグロが加工された、世界でもあまり類を見ない贅沢ツナ。
真空パックへとカタチを変えた島産マグロは、再び大海原へと旅立ってゆきます。