- 2022年4月1日、山梨県甲府市のくら寿司に勤務していた店長が、店の駐車場で自殺しました。
今回は、上司から日常的にパワハラを受けていたという証言についてご紹介致します。
くら寿司の店長が駐車場で焼身自殺
「無添くら寿司」は全国47都道府県に店舗を持ち、今や東証プライムに上場する回転寿司チェーンの最大手企業です。
コロナ禍で飲食業界が厳しい中、2021年10月期の売上高は1476億円と過去最高を更新しており、業績も大好調。
そんな中、週刊文春が2022年4月1日、山梨県甲府市のくら寿司に勤務していた店長が、店の駐車場で自殺したことを報道。
店長は自身の車を店舗の駐車場に停め、車内に火を放ち、自ら命を絶ちました。
店長は神奈川県出身で、地元の大学を卒業後にくら寿司に入社、横浜の店舗での勤務を経て、甲府に赴任、他の従業員からの評判も良かったそうです。
従業員がパワハラを証言
複数の従業員や元従業員が「今年3月に着任した上司のスーパーバイザー(SV)から日常的にパワハラを受けていた」と証言しております。
上司は店長と同期ですが、立場上は上司で、アルバイトや部下など自分より立場が下の人には威圧的な物言いをするタイプだったそうです。
その上司は着任直後から頻繁に店長に対して激しく怒っていました。
「大きな怒声が厨房からフロアにまで響き、客からクレームが入ったこともある」という証言もありました。
次第に追い詰められていった店長は、次のような発言も周囲に漏らしていたそうです。
「店に火をつけてやりたいと思っている。いつも空の灯油用ポリタンクを車に積んでいるんだ」
一方くら寿司側は、パワハラの事実は確認できておりませんと回答。
さらに「事故については、業務に関連しない店長の個人的な事情によるものであると推定している」とコメントしております。
パワハラしていた上司は誰で名前は?
パワハラしていたと証言された上司は今回の件について、下記の内容をコメントし、パワハラを否定しております。
「『こういう風にやるんだよ』と指導することはありましたが、そういうこと(罵声や叱責)は特に本人にはしていませんので」
一方、今回の報道を受けて、ネットでは「パワハラしていた上司は誰で名前は?」と話題になっております。
調べてみたところ、上司の名前は公表されておらず、特定することができませんでした。
今回の問題について、くら寿司側はパワハラを認めていないため、もし実名が公表されるとしても、時間がかかりそうです。
くら寿司SNS投稿にドン引きの声
今回の自殺の件が報道される中、くら寿司のSNS宣伝に対してネットではドン引きの声があがっています。
話題になっているのは、くら寿司が20222年4月19日に投稿した、「あぶりチーズポークカレー」という変わりダネ寿司を紹介するツイートです。
炎の絵文字とともに「厳選された豚肉に甘口カレーと4種のチーズソースをかけて香ばしく炙りました」と綴られています。
ちょっと変わりダネ🔥『あぶりチーズポークカレー』🔥
厳選された豚肉に甘口カレーと
4種のチーズソースをかけて香ばしく炙りました🎶 pic.twitter.com/yxVzy1nyMm— 無添くら寿司【公式】 (@mutenkurasushi) April 19, 2022
炎の絵文字と「あぶり」「炙り」という言葉が、今回の事件を連想させるとネット上で物議を醸すことになりました。
くら寿司公式ツイッターには下記のような批判の声が寄せられました。
- 「社員が焼身自殺した後に炙りって…」
- 「焼身自殺してるのに炎とあぶりって言葉使って宣伝とかヤバすぎ」
- 「不謹慎」
- 「もう少し配慮はないのか」
- 「無神経な企業だな…」
くら寿司側は、パワハラを否定しており、関係ないというスタンスなのかもしれませんが、あまりにも無神経なツイートですよね。
まとめ
今回は、上司から日常的にパワハラを受けていたという証言についてご紹介致しましたが、いかがでしたでしょうか。
今後警察には事実関係を調査してもらい、真実を教えてもらいたいところですね!