北海道知床半島で消息を途絶えた観光船「KAZU I」(カズワン)。
消息から5日目がった今日、同じ観光船「KAZU III」の臨時船長が、今回の出航は、「KAZU I」船長の豊田徳幸船長の独断だったと証言しました。
また、生存者の名前は特定できるのかも調べました。
では、早速見ていきましょう。










船長(豊田徳幸)の独断でカズワン出航?
遭難した観光船KAZU I
「KAZU III」の臨時船長が話した内容は次の通りです。
・船が就航した当日は、天気の話や昼前から波が出てきそうということを朝2人で話したが、反応がなかった(返答がなかった)
・午後2時の便もあったが、その便は完全に波が出る時間で「無理だよね」と話したところ、反応が薄かった(天気予報をしっかり確認していないのかなという印象を受けた)
・海に出るときに天気予報を確認しないということはもってのほか
・それでも出航したのは、自分の中に自信があったんだと思う
・他の業者が運行していない時期で単独の運行だったから、もっと慎重になるべきだった
・豊田船長は単独で、経験も浅いから、もう少し周りの話や天気予報の話もしっかり聞き、途中で折り返すような判断はできなかったのかと思う
また、カズワンの運行会社「知床遊覧船」の桂田清一社長も、乗客の家族向けの説明会で、「(豊田)船長が大丈夫と判断した」という趣旨の発言をしていたそうです。
運航会社の桂田清一社長
これらのことから、今回の出航は豊田船長の独断だったことがわかります。
まず、海への出航経験も浅く、知識もあまりない豊田さんが船長を任されていたというのも疑問に思いますよね。
また、桂田社長も船長のせいにしているような発言をしていて、世間からは批判の声も上がっています。
船長(豊田徳幸)は2回事故を起こした?
豊田徳幸船長と思われる人物
「KAZU I」を運営している会社は、去年にも2回事故を起こしていて、そのうちの1回は豊田船長が起こしたものと報道されています。
しかし、この報道には誤りがあるそうです。
「KAZUIII」の臨時船長の話によると、
去年事故を起こした船長の登録が豊田船長であるものの、実際に事故を起こしたときは別の人が操縦していたそうです。
なので、豊田船長が事故を起こしたのがこれが初めてということになります。
また、こんなに事故が繰り返される背景に、
“去年のシーズン初期にいた船長やベテラン従業員を一斉解雇したこと”
があるそうです。
その後に新規で船長を3人採用。
そううちの2人が去年事故を起こし、残った豊田船長が今回の事故を引き起こしたといいます。
やはり会社の杜撰な人材管理、教育不足がうかがえますね。
カズワンの生存者は誰で名前特定!
行方不明者を捜索しに行く漁船
27日現在、「KAZU I」の乗客26人中11人の死亡が確認されています。
死因は全員水死だったそうです。
残る15人は現在も行方不明で、捜索は今もなお行われています。
気になる生存者の乗客名簿は調べることができませんでしたが、国土交通省の情報によると、乗客の年齢増は3歳〜78歳だそうです。
行方不明の乗客の中には、当日観光船で交際相手にプロポーズを計画していた鈴木智也さんという方もいます。
交際相手の誕生日に、サプライズでプロポーズを計画していたそう。
記念すべき日になる予定の日に、このような事故に巻き込まれてしまったことを思うと、いたたまれない気持ちになりますよね。
また、24日に死亡が確認された東京都在住の加藤七菜子ちゃんの両親も、見つかっていません。
七菜子ちゃんの遺体と対面した祖父母は、名前を呼び声をあげて泣いていたそうです。
残りの行方不明者の方が早く見つかることを願うばかりですね。
まとめ
観光船「KAZUN I」の出航は船長の独断だったのか、また、生存者について調査しました。
いかがでしたでしょうか。
- 浸水事故当日の「KAZUN I」の出航は、豊田徳幸船長の独断だった
- 豊田船長が事故を起こしたのは今回2回目ではなく初めて
- 去年から事故が繰り返される背景に、船長や従業員の一斉リストラがあった
- 27日現在、死亡者は11人、行方不明者は15人で、捜索が続けられている
今回の事故の背景に、運航会社の人材管理不足、教育不足や従業員の知識の欠如があることがわかってきました。
桂田社長からしっかりとした説明、謝罪の言葉が聞きたいですね。
また、1日でも早く行方不明者が全員発見されることを願います。















