八重山では古来より、女性が婚約した男性にみんさー織の帯を織って贈る風習があった。
タテ糸とヨコ糸を交互に配し、浮かび上がる五つと四つの絣模様には「いつ(五つ)の世(四つ)までも末永く……」という想いが込められている。縞の中に小花模様を浮き彫りにした花織は、旅立つ人にお守りとして手渡されてきたティサージ(手巾)が起源。
それら伝統の織りを組み合わせ、現代に馴染むグッズを展開するみね屋工房とのコラボで、伝統をモダンに活用できる斬新なマスキングテープが誕生した。ときには恋文として、ときには大切な人へのお守りとして、さまざまな想いがしたためられてきた織柄は、今の時代も奥ゆかしく貴方の想いを伝えてくれる。