沖縄ではヒージャーと呼ばれるヤギの肉は、島の人いわく「時々、無性に食べたくなる」というソウルフード。
ヤギ好きの人たちには「たまらない!」といわれるその匂いが、初めて食べる人にとっては、別の意味で「たまらない~」と敬遠されがちだが、そんな人もぜひこちらの食堂へ。
実は、ヤギ独特の悩ましい匂いは脂身のものなので、皮の臭みや脂身を丁寧に取り除いた赤身肉に、フーチバー(ヨモギ)の香りを添えていただくヤギそばは、食べやすくておいしいと評判だ。もとはヤギ専門店ということもあり、肉の扱いはさすがの老舗。
内蔵たっぷりの牛汁も人気で、お昼時にはスタミナを求める地元のシシジョーグー(肉好き)たちでいつも賑わっている。