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【結果発表】石垣島の新しい観光体験をつくる「旅デザイナー」10組が決定!

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石垣島の旅プランを世界中から公募する企画「USIO Design Project #02 旅デザイナー募集」の審査結果を発表いたします。応募作品数212点(応募者数153名)の中から、旅デザイナー賞10点、グッドアイデア賞6点が選出されました。

★ガイドブックにはない「石垣島らしい体験」のアイデア10選。公認商品化を目指す

島の大切な環境をキープしたままで、皆から愛され続ける場所でありたい——。

年間100万人の観光客が訪れる日本有数の人気観光地、沖縄県石垣島。その島の魅力を「デザイン」の力を通して、外部視点で再発見しようとはじまったのがUSIO Design Projectです。昨年度の”お土産のリデザイン”に引き続き、第2弾となる本年度は”旅のリデザイン”に挑戦しています。今回の公募企画「USIO Design Project #02 旅デザイナー募集」では、石垣島の独自性や、文化的アイデンティティ、小さな島でのローカルな時間の過ごし方を活かした、新しい「旅プラン」の提案を求めました。

USIO Design Project公認「旅デザイナー」として選出された10組には、今後2015年2月〜3月にかけて実際に石垣島を訪れ、それぞれの旅プランを実現していただきます。旅デザイナーと島内外の人が協力しあい、その過程をオープンに発信していくことで、石垣島の魅力を活かした「新しい観光体験づくり(旅のリデザイン)」に挑みます。石垣市公認の旅として、多くの人が体験できるよう、商品化も予定。美しい南国の島を舞台に、地域の力とクリエイティブなアイデアが化学反応を起こす今後の展開にご期待ください。また、石垣島で協力してくださる方も常時募集しております。

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★212作品から10作品を選抜。審査会レポート

2015年1月、東京と台北(台湾)の二会場で「USIO Design Project #02 旅デザイナー募集 〜石垣島ならではの旅をリデザインする」審査会が開催されました。

審査における議論のポイントは、石垣島観光としての新しさ、実現性、島の文化や人との親和性、企画の話題性、そして石垣観光の鍵である隣国・台湾からの旅行者に向けた訴求力など。最終的には、ローカル / グローバル両方の視点で島の新しい価値を発信できるような旅プランが多く選ばれました。

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総評

林 雄司 / ニフティ『デイリーポータルZ』Webマスター

20150129_03「石垣島の自然がすばらしい」ということを直接的には語らず、でも結果的には語っているような旅プランを選びました。例えば「石垣島で石になる」といったアイデアは、別に石垣島の伝説や歴史に関心がなくても振り向かせる力があると思います。また、お酒が登場するプランが多くて、石垣の人は本当に飲んでばかりなのか気になりました。確かめに行かないといけないですね。

私が運営するWebメディア『デイリーポータルZ』の企画でも採用したいようなアイデアもあって、もし可能性があれば、旅の実現だけでなく、『デイリーポータルZ』での記事化も一緒にやってみたいです。皆さんのアイデアから、私自身、刺激をたくさんいただきました。ありがとうございました!

陳 文龍 / 台湾デザインセンター 執行長

20150129_04昨年度の「名産品のリデザインプロジェクト」の続きとして、今年のUSIO Design Projectは「旅」をテーマとし、多くの方々に石垣への観光旅行に出かけてもらい、旅を通してカルチャーや景色や現地の農業資源を体験することをベースに展開を図る企画であり、Design Thinkingと近しい手法で、観光客の視点を軸に考え、さらなる可能性を探っていくことを目的としています。

数多く作品のうち、台湾からのエントリーもありました。カルチャーの違いによる差異を見受けることができ、それがプロジェクトの多様性に大きく寄与し、公募参加者の企画展開の過程はもちろん、一般観光客の石垣島旅行へのニーズも垣間みることができます。

今回のプロジェクトは、アイデアの多様化・国際化に成功し、石垣島やほかの地方政府にとって、様々なイベントを推進していくに当たっては良いヒントを与えられたのではと思います。

参加型・オープン型社会の今、みんなのアイデアが集まり、コンペという形で、可能性を開花させるために火花を散らし続ける今回のプロジェクトは、商品、生活、旅行、さらにはビジネスなどの面において、プラスな考え方を支持する環境を作り出すことができ、インタラクティブに展開していくモデルとしては非常に素晴らしいと感じました。

高倉 大 / 石垣市観光協会 事務局長代理

20150129_05私たち観光協会はいつでも新しい旅のアイデアを求めています。私は、地元の人とのふれあい、伝統文化の継承、スポーツ、一年を通しての標準化、受け入れ側で抱えている問題へのアプローチを盛り込んだような旅プランを中心に選ばせていただきました。

たとえば、今の石垣は夏場のマリンスポーツが定番ですが、サイクリングやボルダリングなど、違うシーズンのスポーツ旅を採用できたのは良かったですし、島の人との交流が生まれるような企画もたくさんあってすばらしかった。観光地のリピーターは、人についてくるものです。だから地域の人とどんどん交流するようなアイデアは凄くいい。「また、おじい・おばあに会いに行こう」と思って欲しいです。

審査していても、多様なアイデアがあり、とても楽しかったです。こんなにもたくさんの方に石垣島を注目していただき、幸せです。ありがとうございました!

林 千晶 / 株式会社ロフトワーク代表取締役

20150129_06単純化されたメッセージは、強い。憶えやすいし、想像もしやすい。何かを伝えたいなら、単純化するのが定石。一方で、単純化されたメッセージの背後には、切り捨てられてしまった「あれやこれや」が存在しているもの。そしてそんなものにこそ、人がクスっと笑ってしまったり、ジワっと心にしみて一生忘れられない体験が秘められているように思います。

今回の公募は、そんな見過ごしがちなところ、名付けて「B面の石垣島」、に光があたり、生々しい石垣島の楽しみ方が発掘されそうでわくわくしました。「石垣島で石になる」「物々交換で実現する石垣ステイ」「おばあのミステリー恋愛小説づくり」など、どれもユニークで変態的(!)な企画ばかり。いいですね。

懸念があるとすれば、ちゃんと一般の人にも喜んでもらえる”旅デザイン”まで育つのかどうかということでしょうか。有言実行、10人の旅デザイナーの健闘を祈ります!

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★ 旅デザイナー賞

次の10名の方は、旅デザイナーとして実際に石垣島で旅プランを実施していただきます(2015年2月〜3月予定)。採用されたアイデアはどれも素晴らしいものでしたが、より具体的で洗練された旅プランになるよう、審査員からそれぞれアドバイスが寄せられました。旅の”デザイン”として、島の人々とUSIOメンバーと一緒にブラッシュアップしていきましょう!

jyun さん
「石垣島と一体化! 石になりきるかくれんぼツアー」

20150129_11キーワード:自分で作る × 混ざる × 探し歩く

旅の概要:
●石垣島の自然と一体化してかくれんぼする、究極の自然体感ツアー。
●旅人は石垣島の石や草、海を模した隠れ蓑を自作。島の風景に溶け込みながら記念写真を撮影する。
●写真をSNSやツアー公式サイトで公開し「石垣島と一体化した私は、この写真のどこにいるでしょう?」というクイズを出題。口コミによる話題作りをめざす。

>>プランを詳しく見る(PDF)

受賞者: jyun(ゲームデザイナー)
ディレクター・プランナーとしてゲーム開発をしています。遊びとルールを持ち込めば、なんでだってゲームになるはず! 計画好きなので、自分企画の旅行は歴史観光の要素が盛り盛りになりがち。

審査員による講評&実施にあたってのアドバイス:

インターネット的笑いと島の伝説

一見突飛なアイデアだが、実は石垣島には、人間が石になってしまう有名な伝説がある。作者がどこまでその点を意図したかはわからないが、石垣島の伝説や歴史に関心を持っていない人にも、全く違う切り口からアプローチできるところが素晴らしい。また、わざわざはるか遠い離島まで出かけていって、一見くだらないアイデアを実行するところにもインターネット的な笑いのツボを感じる。

実現するときは、まず「石になる」という面白い画をきちんとみせた後、「実はこういう伝説が……」という順番でストーリーを表現してみては。USIO Design Projectのメディアスポンサーである『デイリーポータルZ』とコラボの可能性も感じられるユニークなアイデア。


千葉 伸一 さん
「究極のかき氷をつくる旅」

20150129_12キーワード:石垣の畑 × 探し歩く × 自分で作る

旅の概要:
●石垣島でしか味わえない、究極のかき氷を食べる旅。
●参加者は特産のフルーツやさとうきび、島で独自に進化を遂げた氷ぜんざいといった食材を自分で探し調達する。
●食材探しやかき氷を作って食べる場所・シチュエーションも含め、石垣島の体験を詰め込んだかき氷を食べるのがゴール。

>>プランを詳しく見る(PDF)

受賞者: 千葉 伸一(会社経営)
観光地で生まれ育ち、そこで飲食店を経営しています。そのような中で陳腐化してしまっている「観光」という言葉を原点回帰、再定義したいと考えていたのでこの企画はとても嬉しいです。観光とはその土地の光を観ること。それをベースに旅をデザインしました。ちなみに 20 代の頃、妻と二人で黒島、竹富島、石垣島の旅をしたことがあります。竹富島で食べた氷ぜんざい、そして石垣島で食べたパイナップルがとても美味しかった事をよく覚えています。

審査員による講評&実施にあたってのアドバイス:

島の素材で究極のスイーツを

「氷ぜんざい」は石垣島の人気スイーツ。島バナナやハチミツなど、島の素材を活かしたかき氷は見栄えもよく、人気が出そうだ。冬は島野菜などを使ってもユニークかもしれない。

ただ、石垣島への旅行者が増えている台湾の視点から見ると、台湾のほうが石垣島よりもフルーツの種類も冷菓もバリエーション豊か。このままアイデアで進めるよりも、カフェ経営・フードプロデュースで実績のある作者の知見を活かし、「島素材を活かした究極のスイーツをつくる(かき氷に限らず)」という企画にぜひ昇華してほしい。地元カフェと連携したり、USIO Design Project第1弾の名産品を盛り込んだり、話題になるような石垣島の新しい食の魅力を引き出す挑戦に期待。


山田 裕司 さん
「石垣島一周(イシイチ)」

20150129_13キーワード:石垣の海 × 石垣の畑 × 石垣の山

旅の概要:
●島や湖を一周するロングライドイベントを石垣島で開催。
●石垣島一周の距離は120km、ロングライド初挑戦の人を訴求する。
●自転車旅なので移動途中で目に止まった場所にふらっと立ち寄ったりできる。
●島の空気や匂いなど五感を使った体験ができる。

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受賞者: 山田 裕司(画家)
僕自身自転車(ロードバイク)に乗ることが好きで、旅先には必ずと言っていいほど自転車を持って行きその土地を散策しています。ちなみに今までの一日の最長距離は180kmです。今年はそれ以上の距離にチャレンジしたい!

審査員による講評&実施にあたってのアドバイス:

人気のサイクリングで島一周!

島をぐるっと一周まわるというのは達成感があり魅力的だ。昨今、アジア圏でスポーツとしての自転車人気が高まっているし、石垣島内でも”自転車旅”が注目されつつある。台湾からの観光客がグループでサイクリングを楽しみに来たり、11月には大型のサイクリングイベントが開催されていたりも。真夏を避ければ気候が温暖で、アップダウンも適度で、景色が美しいとサイクリストからも評判がいい。島×サイクリングは、世界に通用する観光資源になるだろう。

アイデアの実現にあたっては、どの季節がベストなのか、他にどんな要素があると盛り上がるのか、インフラ関連の問題はどうクリアするか等、リサーチをしてブラッシュアップしてほしい。


Tohaku さん
「石垣島ワーキングホリデー〜島人になりきって、ディープな石垣島を知ろう〜」

entry_sheet_1204キーワード:出会う × 混ざる × 自分でつくる

旅の概要:
●旅人が現地で働きながら旅行をする「ワーキングホリデー」から着想を得たプラン。
●旅人が島人のお手伝いをすることで、一宿一飯を提供してもらう。
●ガイドブックには載っていない、リアルな石垣島の生活や風景をより深く体験できる。

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受賞者: Tohaku(会社員)
これまでの旅の「お金を払い、体験を買う」と枠組みを外したいと思っての提案です。自身が石垣を訪問した中で感じた「物足りなさ」を表しました。アイデアだけで終わらせず、本気で事業化を目指したいアイデアです。そのため個別の旅プランではなく、体験の「仕組み」そのもののデザインに挑戦しました。

審査員による講評&実施にあたってのアドバイス:

働くと島のおもてなしを物物交換

一方的なボランティアではなく、旅人も島人もお互いにメリットがあり、持続性を期待できる旅プランだ。島の集落や家庭にステイするような提案は複数あったが、このアイデアは実現性が高く、等価交換になる点が良かった。実際、石垣島では人手不足なのも確かで、協力先がうまく見つかれば島人を上手に巻き込める企画になるだろう。日本語を学ぶ外国人にも、暮らしながら働きながら日本語に触れられる旅として人気が出そうだ。

ただ、「ワーキングホリデー」は国家間の正式な制度なので、実際の制度との混乱を招かないようにネーミングや打ち出し方ではブラッシュアップを期待したい。


to+ さん
「おじい、おばあとの『唄の旅』 AR×聴く×交感をデザインする」

20150129_15キーワード:探し歩く × 音 × 混ざる

旅の概要:
●祭事の唄、わらべ唄、豊穣大漁祈願など、地域に根づく様々な唄を島民に取材・収録し、写真などと合わせてAR(拡張現実)を制作する。
●AR体験を通じて、旅人は土地が代々培ってきた知恵や生活を垣間見る。
●石垣の島で受け継がれてきた「唄」を次世代へと受け継ぐ契機とする。

>>プランを詳しく見る(PDF)

受賞者: to+
現代美術を活用した地域づくりに10年以上携わる中で、2年間、市役所の観光交流課に出向し、数多くの着地型観光ツアーや近隣アジア諸国からのインバウンド旅行の計画策定、旅行会社への営業と提携、実施などを行い、新しい地域観光の方向性を形作った経験があります。現在は、多様な協働の中で、美術やデザインに関わる様々な事業のマネジメントを手がけています。

審査員による講評&実施にあたってのアドバイス:

石垣島を音×デジタルアーカイブで切り取る

石垣島の文化を体感する上で、音や唄、音楽は魅力的な切り口である。収録された音が、島外の人にも届くような仕組みがあれば、より石垣島への関心や共感を高めることもできると思う。このプランにおいては、音楽を集めることを通して、旅人が島らしい様々な体験ができることも魅力的だ。応募シートの内容も具体的なイメージが湧き、期待できる。ただし、それらを表現し、伝える技術としてARが最適かどうかは、検討の余地があるのではないか。その点は実際に訪れてふさわしい表現手段をもう一度考えてみてほしい。


MABFILM さん
「海沿いのボルダーをクライマーの集まる場所へ 誰もがクライマーになれる海(島)」

20150129_16キーワード:石垣の海 × 高く登る × 出会う

旅の概要:
●世界的に著名なクライマーが石垣島の岩壁を設定するなど、石垣島は多くの熟練クライマーが注目する場所になりつつある。
●初心者も安心してクライミングできる環境がある。
●クライマーは石垣の魅力に気づき、それ以外の人もクライミングの魅力を知る旅プラン。

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受賞者: MABFILM(会社員)
クライミングを生活の中心に置く人をサポート。動画の撮影、編集、公開。ウエアの提供、ギアの提供。MABFILM⇔クライマーが互いに価値を高め、サポートするクライマーがよりよいクライミング環境を得られるようにする。

審査員による講評&実施にあたってのアドバイス:

新しい海の楽しみ方をもたらすスポーツ

これからますます人気が高まるだろうスポーツを通して、石垣島の新しい海(海岸)の有効活用を提案している点が魅力的だ。ダイビングなどのマリンスポーツは観光プログラムとして十分に成熟しているので、新しいアクティビティとしてメジャー化を目指せれば良いのでは。実際、石垣島にはボルダリング向きの岩がたくさんあると言われているものの、島内ではまだまだサポートする事業者も少ない。産業として育てるところまで考えると、人材育成や招致もひとつの課題になるだろう。

都市部ではボルダリングジムも増えているが自然環境で岩登りができる場所は限られているので、ボルダリングなら石垣島といった旅のスタイルは注目を集めるはず。旅スタイルが定着するよう、地道に発信することも必要だ。


八木 圭一 さん
「おばあたちの生き様を残せ! 長寿社会のヒントを探る旅」

20150129_17キーワード:長寿 × 探し出す × 受け継ぐ知恵

旅の概要:
●長寿の島として知られる石垣島のお年寄りから、少子高齢化社会を迎えている日本の未来につながるヒントを探る。
●島のおじい・おばあを取材し、普段の食生活から恋愛話、戦争の記憶などの話を訊く。
●おじい・おばあの生き様・ストーリーを広く共有する。

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受賞者: 八木 圭一(ミステリー作家・コピーライター)
まだまだ駆け出しですが、ミステリー作家兼コピーライターをしています。(宝島社第12回「このミステリーがすごい!」大賞受賞)現在、トヨタ自動車さんのポータルサイト「GAZOO」にて、車×ミステリー小説「女子オプ―自動車保険調査員・ミキ―」を毎日連載中です。現在、株式会社ポケモンさんの新卒採用サイトでも若手社員の活躍を小説で執筆連載中。

審査員による講評&実施にあたってのアドバイス:

おばあが主役のミステリー小説の舞台を巡る

本格的ミステリー小説作家と、石垣島のおばあへという異色の組み合わせに、どんな化学反応が生まれるのか期待したい。物語の舞台に行きたくなるようなツーリズムのために小説を使う切り口が新鮮だった。ぜひ、島で生まれ育った高齢のおばあに取材して、若き日から今に至るまでのストーリーなどを言語化してほしい。たとえば、すごくヘビーでどろっとしたミステリー恋愛小説などになっても面白いと思う。文化芸術層にリーチする新しい旅のアイデアとして、期待を込めて採用したい。


石川 翔 さん
「石垣島に生きるたくさんの名人の付き人になる旅」

20150129_18キーワード:出会う × 受け継ぐ知恵 × 深く潜る

旅の概要:
●石垣島でしか出会えない名人を集め、重要な観光資源として旅人に提供する。
●旅人は「仕事」「日常生活」「遊び」の3つのカテゴリーからそれぞれ1人ずつ、付き人になりたい名人を選ぶ
●選んだ名人の元で付き人として従い、名人の生き方を体験。
●付き人としての旅が終わった後も師弟関係は継続。また名人の生きる石垣島を訪れる。

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受賞者: 石川 翔(会社員)
大学生時代に沖縄県伊是名島にて、1ヶ月以上住み込みでの映画撮影インターンを経験しました。その時、生来の顔の濃さと色の黒さから、島のおばーやおじーから琉球語で話しかけられるほど、現地の方々に馴染むことに成功しました。
本企画は、現地の方といかにコミュニケーションをとるかが最大のポイントと考えておりますので、私の特徴を活かすことができると思います。

審査員による講評&実施にあたってのアドバイス:

島の多才な名人に弟子入り!

「名人の付き人になる旅」という切り口がわかりやすく、島の人と関わる旅プラン群の中でも特にリアリティのある良い提案。

自分とは違う仕事をしている人にコツを聞くのは新鮮だし必ず発見があるはず。また、そのコツからその人の仕事に対する誇りやこだわりが感じられて、リアルな島の生活の一端をかいま見ることができるだろう。どんなこぼれ話が聞けるか楽しみ。仕事・弟子入りという役割がはっきりしているので、名人も旅行者もたがいに負荷なくコミュニケーションできる点も魅力的。海外観光客の視点としても(言語の問題はあるものの)地元の特徴を持った技術や職人には興味を抱きそう。


★ 旅デザイナー賞(コラボ受賞)

以下の2作品は、受賞者同士がコラボレーションしながらひとつの旅プランを実現することが期待されています。

 

feng yu ting さん
「身体の不自由な車いすのお年寄りにも石垣の海を楽しみ、
石垣の宝を探し自分の心の中にある宝を発見してもらいます。
カジマヤーのおじいおばあが、どのように健康的な生活を送っているのか学びます」

20150129_19キーワード:石垣の海 × 探し歩く × 長寿

旅の概要:
●車椅子のお年寄りに石垣島の海で旅を楽しんでもらい、カジマヤー(97歳の長寿の祝い)のおじい・おばあの健康的な生活を学ぶ。
●石垣島にはバリアフリーの環境があり、「JALゆいまーるバリアフリーマリンフェスティバル世界大会in石垣」を開催したこともある。

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受賞者:feng yu ting
台湾出身の28歳女性で、自由自在な旅行が大好きです。沖縄と石垣島にいったことがあり、のんびりした島の雰囲気が気に入り、川平湾の透明なブルー能見(それから美味しい海ぶどう)が大好きになりました。体の不自由な家族にも旅が好きになってほしいと思っています。

劉 堯琪(Yao-Chi Liu) さん
「海と美食の対話―地元の人ともに地元ならではの美味しさを味わおう」

20150129_20キーワード:石垣の海 × 自分でつくる × 食べる

旅の概要:
●石垣島の自然を舞台に漁から調理まで体験し、海の幸を味わい尽くすツアー。
●早朝に漁船に乗り、自分で魚を一本釣りする。
●とれたての魚をそのまま料理人に調理してもらい、味わう。

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受賞者:劉 堯琪(Yao-Chi Liu)
台湾で映像関係の仕事をしています。田んぼや野原で育ち、自然が大好きで、人と人とのふれあいを観察するのも好きです。そこで、影像で生活を記録しながら、2回にわたって台湾を一周しました。一度は自転車で、汗をかきながら土の息づかいを感じ、もう一度はバイクで、楽器を載せて台湾獣で歌い歩きました。最近ではこれを海外に広げて、異なる文化の中でのぶつかり合いで、一つ、またひとつと世界に一つだけの物語を生み出していきたいと思います。

審査員による講評&実施にあたってのアドバイス:

台湾の旅行者にも優しいバリアフリーの旅

アクティブな旅もあれば、スローな旅もあっていい。台湾在住・feng yu tingさんのアイデアは石垣島のバリアフリーへの取組みに焦点を当てた視点が魅力的。このままだと旅の具体的な提案としては弱いが、さまざまな健康状況・年齢の人が楽しめることは重要だ。台湾では「日本への憧れが強いが大都会への渡航は怖い」という高齢者も多く、バリアフリーに特化した石垣島ツアーは需要が高いだろう。

また、生鮮海産物の種類が少ない台湾では、鮮魚食も人気だ。自然と美食の体験を提案した同じく台湾在住・Yao-Chi Liuさんのアイデアと組み合わせ、台湾向けにバリアフリーな石垣島旅を企画してみるのはどうか。別々の応募者に対して、審査会側でコラボレーションを逆提案するという異例だが、ぜひ台湾在住のやる気溢れる若い世代同士、新しい視点で石垣島の魅力を引き出すことに挑戦してほしい。

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★ グッドアイデア賞

惜しくも「旅デザイナー賞」を逃したものの、旅プランとして魅力的だったアイデアをご紹介いたします。それぞれUSIO Design Projectから石垣島のスペシャルギフトを進呈いたします。

ごはん同盟 さん

「日本一早く稲刈りできる石垣島で、 日本一早い新米おむすびをいただく旅」
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Team Chinchinnati さん

“Our proposed design is to turn traveling in Ishigaki Island into an adventure. The experience only requires minimal planning while participants can see a wide range of the Ishigaki Island through a playful way”
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吉濱 雅之 さん

「石垣島のそこかしこに溢れている、心地よくて魅惑的でちょっと妖しい『香り』を気にする旅」
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こさかゆうき さん

「島言葉×旅の思い出でつくる、『みんなの石垣かるた』」
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石川 翔 さん

「石垣島の全てを食べ尽くし、飲む尽くす旅」
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相樂 園香 さん

「石垣の彩り」
>>プラン詳細(PDF)

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たくさんの旅プランをご応募いただき、ありがとうございました!

受賞者の方に向けた、石垣島訪問や入賞商品進呈に関するご連絡は、順次、USIO Design Project事務局よりメールいたします。
今後もUSIO Design Projectでは、旅プランの実行や商品化などの経過をオープンにお届けします。どうかお楽しみにお待ちください。

(USIO Design Project #02 旅デザイナー募集 公募概要)

・公募期間:2014年12月5日〜2015年1月13日
・応募作品数:212点
・応募者数:153名
・採用数:10点(旅デザイナー賞)
・審査員:林 雄司 氏(『デイリーポータルZ』ウェブマスター)、陳 文龍 氏(台湾デザインセンター 執行長)、髙倉 大 氏(石垣市観光交流協会 事務局長代理)、林 千晶(株式会社ロフトワーク代表取締役)

 

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