USIO Design Project

石垣島デザイナー訪問記:慶本俊輔さん(紅芋パイ) – Designer’s CAMP Report

2014年1月「USIO Designer’s CAMP」と称して、デザイン公募で選ばれた8名のデザイナーが石垣島を訪れました。その様子をデザイナー自身によるレポート形式でお届けします。今回は、紅芋パイのリデザインを担当する慶本俊輔さんからの報告です。

慶本俊輔さんによるレポート

*担当している名産品:09.紅芋パイ
*石垣島訪問歴:今回がはじめて

私は、紅芋パイの原料である沖夢紫の収穫や、パイの製産工場を見学しました。生産者の方や加工業者の方々と直接顔を合わせてお話ができたことで、今回の商品制作においてより一層イメージを膨らませることができました。

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▲紅芋”沖夢紫”の畑にて

また、石垣島では、景色も食べ物も初めてのものばかりで、全てが新鮮な体験でした。青い海、広い空、おいしすぎたジーマミー豆腐。どれも素晴らしい思い出ですが、東京に戻って思い起こされるのは、ジーマミー豆腐のことばかり。なんとか東京でジーマミー豆腐を食べられないものか。そう思い、googleで「ジーマミー豆腐」を検索しようとすると、関連キーワードに出てきた「東京」の文字。同じ空の下で、同じことを思いモンモンとしている人の姿が思い浮かびました。

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▲美しい景色!

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▲美味しいものがたくさん

素晴らしい景色に圧倒され、ジーマミー豆腐に衝撃を受けましたが、やはり一番ワクワクしたのは色んな人との出会いでした。初対面にも関わらず、全く距離感を感じさせない現地の方々、デザインに対する情熱がほとばしるデザイナーの方々、出会う人、出会う人、みなさん優しくて個性的で、おかげでかなり濃密な2泊3日を楽しむことができました。

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▲USIO参加デザイナーと!(プロジェクトのディレクターと靴が同じで恥ずかしかったです、笑)

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何を目的に石垣島へ行くのか?

訪問以前であれば、自然あふれる絶景を目的にしていたと思います。言わばある意味での現実逃避に近いイメージで、石垣島を思い浮かべていました。そして実際に絶景はあり、イメージしていた通りの石垣島もありました。

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しかし、今「もう一度」石垣島へ行きたいと思う理由はちょっと違います。もちろん石垣島には自然あふれる素晴らしい景色がたくさんありますが、それよりも、石垣島に住んでいる人の持つ空気感、ゆったりと流れる時間、おいしい食事など、そこで「生活」すること自体を目的に、もう一度石垣島へ行きたいと思っています。あくせくと観光スポットを回る旅行とはひと味違う魅力が、石垣島には存在しています。

一番の石垣島らしさは、石垣島に住んでいる人々が醸し出す空気感だと思います。

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今回、収穫の様子を見て、生産者の方々のお話を聞くことで、沖夢紫の希少さを改めて実感することが出来ました。しかし、一方でその希少さが一般的に認知されておらず、沖夢紫を使用した商品と、その他の紅芋を使用した商品とが、あまり差別化できていない実態も目の当たりにしました。

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芋に焦点を当てたデザインの方向性はそのままに、ネーミングやロゴなどをさらに改良していくことで、他の商品との差別化を図れればと考えています。

この商品の普及が、沖夢紫の認知度を上げることに繋がり、ひいてはそれが石垣島について関心を持ってもらうきっかけになればと考えています。

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デザイナープロフィール

慶本俊輔慶本 俊輔
デザイナー。1984年長崎生まれ。2006年横浜国立大学卒業。2012年デザイン事務所に勤務する傍ら、上田トモコレと「天才デザイン」を結成。第28回読売広告大賞・大賞、第78回毎日広告デザイン賞・入賞、など。

 

紅芋パイのデザイン案

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*デザインは現在ブラッシュアップ中です。どんな商品に仕上がるかは発売をお楽しみに!
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